あひるの空は非常におもしろいバスケット漫画だ。
出てくるヒロイン達も全員魅力的でかわいい。といってもメインは二人だが。
そのうちの一人、主人公空の一つ上の先輩で女子バスケ部員の子(名前忘れた)は気さくでサバサバしていて料理が苦手という完璧ヒロインだ(料理が苦手というのは漫画・アニメの世界では長所だ。その起源はエスパー魔美の主人公・魔美という説がある)。
だが、もう一人のヒロインもそうなのだが、思わせぶりな態度が多い。
絶対空くん勘違いするって! という態度ばかりだ。
それは、いい。
だが、今週見たシーンは震えた。
バスケ部主将2年のリーゼントがいる。空の先輩で、ヒロインの同級生だ。
ヒロインはリーゼントに好意を寄せている。
バスケ部の廃部が決定し、停学中のリーゼントにヒロインはモーションをかける(ちょっと古い表現かな?)。
で、自分のせいで廃部になったのに、そんな時チャラチャラ女子と付き合えるほど俺はいかれてねえ! お前のことなんか好きになるわけないっ! とふられてしまう。
好きってまだ言ってないじゃんよお! と落ち込むヒロイン。
さっきまで晴れていたのに、なぜか雨が降っていて、なぜか空君のおばあちゃんの家の前を歩いていたか佇んでいるかして、顔見知りだったので家に上げてもらって服も貸してもらう。
空君はおばあちゃんと暮らしていたのだが、母親が亡くなったばかりでそのときはその家を離れていた。
「その格好じゃ寒いだろ。空の部屋に服あるから借りてきな」
で、ヒロインは空の部屋に行き、なぜかベッドに腰掛け、なぜか横になる。
なぜか横になる。
そして、
「空君の匂いだ……」
って、いかれてんのか、おまえっ?
頭おかしくないか?
さらに、ふられたことを思い出し泣き始める。
そこ、空君のベッドなんだけど……。
現実にはこういうこともあるかもしれないが、漫画のストーリー的にはちょっと支離滅裂な展開だ。
天然キャラってことなのか?
リーゼントを病院送りにするぐらい料理が下手だし、ラブストーリー回だったと思ったけど実はギャグ回だったのか?
このヒロイン、声、外見、性格と三拍子そろったヒロインである。見たら、惚れてしまうはず。だけど、天然です。
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