『隠された時間』 75点
大人と少女の恋愛を描いたファンタジーなラブストーリー。後半、周囲の圧力によってどんどん二人が世間から孤立していくサスペンス感がたまらない。
マイナス点は個人的に子どもが主役の話が好きでないことと、前半の子ども社会の描写が退屈に感じられこと。
積極的にオススメはしないが、時間があれば見ても損はない作品。
ふと思ったのだが、配役がのび太としずかちゃんだったら絶対映画見に行くね、と思った。そのヴァージョン、是非見たい。
『選挙の勝ち方教えます』 90点
サンドラ・ブロック演じる主人公が南米のとある国で選挙参謀を務める話。権謀術数渦巻く世界を時にコミカルに、時にシリアスに描写する。
間違いなくおもしろい。
エンターテイメントのお手本と言っていい。
おふざけはあるが支離滅裂ではなく、まっとうではあるが陰鬱ではない、万人にお勧めできる作品。
『トレイン・ミッション』 85点
サスペンス系アクション。
俺は絶対主人公と同じ行動は取らないねと断言できる。
リーアム・ニーソン、一人で抱え込みすぎる。フライト・ゲームの時ほどではないけど。少なくともこの二つの作品の共通点は、何でも一人でやろうとしていた主人公が、周囲の人間に心を許し助けを求め、その協力を得ることによって問題を解決する、というもの。 サスペンス系のアクション映画が好きな人にはオススメ。
『フライト・ゲーム』 90点
リーアム・ニーソン演じる主人公は確かにいかれている。だが、彼以外誰があの難局を乗り越えられただろう？ 水谷豊では絶対解決できない。武力が、圧倒的な武力がいるのだ！
航空警察の刑事（たぶんそんな職種）である主人公は、とある口座に金を振り込まないと二十分ごとに人が一人死ぬと脅される。すでに場所は飛行機の中、離陸している。
そして、予告通り一人死んだ。
どうやら乗客の中に犯人がいるようだ。どうやって探し出せば良いのか？ 気が滅入るようなシチュエーションである。主人公は頑張るがどんどん孤立していく。息が詰まる展開。めちゃくちゃおもしろいじゃん！
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