主人公には入れ替わりの能力があるので、部員とキスしまくって入れ替わりまくるという見た目ある種の乱交もの。
が、実はこれ能力者対決モノなのだ。
ジョジョの奇妙な冒険や僕のヒーローアカデミア、HUNTER×HUNTERに連なる作品だった。
最初、主人公の能力は入れ替わりと思われていたが、違った。
主人公が持っている能力は魔女の能力をコピーする能力だったのだ。そう、最初にヒロインとキスしたとき、魔女の一人であるヒロインの能力をコピーしていたのだ!
それが判明したとき、しびれた。
単なる入れ替わりものドタバタラブコメディかと思いきや、能力者モノ。
入れ替わりモノなんてありふれているが、そこに一工夫。一工夫するだけでこんなにも世界が広がるなんて!
その事実に感動した。
作者は能力者モノとして最初から考えていたのか、それともキスして入れ替わるだけじゃ物足りないから他の能力者も出そうと思ったのか?
山田君と七人の魔女というタイトルにした時点で能力者モノで行こうと決めていたに決まっているが、どちらの発想法だったのかは気になる。
能力者モノも、入れ替わりモノもありふれているが、二つのアイデアを組み合わせたのは新鮮だ。
ベタな設定プラスα。これが大事と再確認させてくれた作品。
漫画原作の一巻は読んだのだが、アニメを見た限りかなりはしょられていると感じたのでそこだけは残念だった。
好きなキャラクターは、たぶん多くの紳士諸君も同じだろうが、虜の能力を持つ魔女だ。
やっぱりツンデレは強い。
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