鬼熊俊多ミステリ研究所

鬼熊俊多のブログ。『名探偵コナツ』連載中!

MENU

2023-01-01から1年間の記事一覧

名探偵コナツ 第73話  江戸川乱歩類別トリック集成(73)

「あいつが手紙を盗んだに決まってる」 私たち探偵の前で彼女は言った。 私を含めてその場には十一人の探偵がいた。中途半端な数だが、とりあえず彼女はそれだけの人数を雇った。「私は間違いなく家から歩いて五分のところにある農協前の郵便ポストに手紙を…

 名探偵コナツ 第72話  江戸川乱歩類別トリック集成(72)

ぶー、と大輝が笑った。 教頭がはげていたからだ。人の身体的特徴を見て笑うというのはいかにも低能な大輝らしかった。そのため改めて軽蔑の念が募ることはなかった。 教頭は私が入学したときからはげていたのでその事実自体は驚くべきことではなかったが、…

進撃の巨人はなぜ切ないのか?

進撃の巨人の最終回を見た。 切ない。 これは切ない話だ 世界の秘密とか人類の未来とかどうでもいい。 これはエレンとミカサの物語だ。 正直設定のほとんどを忘れていて、話自体は五十%ぐらいしか理解できなかったが、それだけはわかった。久しぶりに見たせ…

 名探偵コナツ 第71話  江戸川乱歩類別トリック集成(71)

「とある会社の重要機密の書類が盗まれた」「内容は?」「それは教えてもらってないんだ。とにかく重要らしい」「犯人の目星は付いてるの?」「ああ。そいつの家を任意で家宅捜索したんだが見つけられなかった。社内でデータをプリントアウトしている映像は…

 名探偵コナツ 第70話  江戸川乱歩類別トリック集成(70)

体育終わり、教室に戻ってくると、五万円がなくなったと川田透が騒いでいた。 未だに現金派の人物なので現金を持ち歩いているのはおかしくなかったが、五万円というのは高校生が持ち歩くには額が大きかった。「なんでそんな大金持ってきたの?」「刈谷からP…

今期のアニメに関する感想

ミギとダリ。まだ見ていない。面白そうではある。 陰の実力者になりたくて。原作知ってるから削られてる部分が多くて物足りなく感じる。面白いけど。 薬屋のひとりごと。期待通りというか、予想以上の出来。漫画より情報量が多くて新鮮な気持ちで見てる。 私…

新作! ユウコとポチと魔王の城

以前ブログでアップしてたやつを推敲して電子書籍化したものです。個人的にはこういう緩いノリが好きなんだが、他者から評価を受けるのは難しいかもなあとも思う。いやでもこのノリが……。良かったらぜひ! ユウコとポチと魔王の城

新しい相棒、ニューファイAir75!

ニューファイのAir75キーボードをブルートゥース接続して、今この文章を書いている。最初買ったときは失敗したと思った。JIS配列じゃなくてUS配列だったからだ。 エンターキーが小さい。「」の位置が違う。()の位置が違う。それまで無意識にやっていたこと…

 名探偵コナツ 第68話  江戸川乱歩類別トリック集成(68)

生きてる人間なら隠れるのは簡単だ。 でも死んだ人間の方がもっと簡単だ。 ばらばらにすればいいし、ずっと逆さまにしてもおけるし、酸素のない場所において置くこともできる。私はわかりきったことを頭の中で反芻する。「面倒だな……」「だったらやめたらど…

 名探偵コナツ 第69話  江戸川乱歩類別トリック集成(69)

白昼堂々、宝石店に強盗が押し入り、宝石を強奪した。 店長はすぐさま通報した。 犯人は商店街の八百屋を通り抜け、迫ってきた警察官にキャベツを投げつけるも、結局は捕まった。「だがそいつは宝石を持っていなかったんだ。それで」「八百屋を通り抜けたと…

エースース ビオブック

パソコン買い換えたー。超快適! ディスクドライブがないのは誤算だったが、なんとかなりそうなので、問題はない。よかったよかった。

現状

パソコンがのろすぎる。さすがに買い換えないとやばい。4GBはやっぱダメだ。よく今までもったもんだ。

暑い。庭が太陽で光り輝いている。雀が地面に降り立つ。よく暑くないな君たち、と俺は思う。パソコンもちょっとしか起動していないのに熱くなってる。

フォームローラー、電動とそうでないものどちらを選ぶべきか?

結論としては、電動でないものを買った。さすがに使い続けるかどうかわからないものに一万円以上払うのはきつい。で、電動でない奴を使ってみて気持ちいいので買って良かったと思ってる。電動の奴はもっと良いのかもしれないが、今のところそうじゃない奴で…

無線の耳かけ式イヤホンのオススメ

これまで使っていた有線の耳かけ式イヤホンがボロボロだった。最近誕生日だったので買った。耳の穴に突っ込まなくて良いというのがとてもいい。オーディオ関係詳しくないが音質も良いと思える。何よりコードがなくてすごく快適。有線の奴だったら千円以下で…

皮膚が焼けただれている顔のない死体が見つかった。 犯人はわざわざ被害者の死後に顔を焼いたというのに、そのポケットには免許証が入っていて、警察によって死体の身元はすぐに割れた。 二十代後半、コンサルティング会社勤めのイケメンだ。歯科のデータも…

 名探偵コナツ 第66話  江戸川乱歩類別トリック集成(66)

「校舎裏に雀の死体があったんです」 大輝がそう言うと、由乃が見てみたいと言って私の手を引いたので、三人で校舎裏にやってきた。「ないよ」 と残念そうに由乃。「・・・・・・確かにあったんです」 大輝は悔しそうに言った。 財布から千円を出すと、私に差し出…

 名探偵コナツ 第65話  江戸川乱歩類別トリック集成(65)

制服姿の私がリュックサックを背負って事件現場にやってくると、ちょうど容疑者らしき男が神津刑事に突っかかっているところだった。「だからその死体はどこだって言ってるんだよっ? ないだろ? 存在しない死体のためになんで俺を捕まえたんだ?」 ハッチバ…

 名探偵コナツ 第64話  江戸川乱歩類別トリック集成(64)

よろよろと教壇から出てきた大輝は床の上にうずくまった。まだ頭がはっきりしていないようだ。 私は大輝を集団用の縄飛びの縄ででぐるぐる巻きにした。ちょうどいいことに教壇の上に置かれていたからだ。 大輝は立ち上がろうとしたが、私はその肩を押さえて…

アニメ「7SEEDS」とは? ちょっとネタバレあり。

おもしろいけどツッコミどころが多いサバイバルもので、二人が出会うことを期待するとラストで肩すかしを食らう話。 7SEEDS(1) (フラワーコミックスα)

 名探偵コナツ 第63話  江戸川乱歩類別トリック集成(63)

大輝のセクハラがあまりにしつこいので脇腹に中断蹴りしたら、その場にうずくまりそのまま顔を地面につけてしまった。腕を取り脈を確認したが、痛みのせいで気を失っただけのようだ。 私はほっと息をつく。 名探偵が殺人なんてしゃれにならない。 廊下の向こ…

アニメ「外見至上主義」とは?

不細工がイケメンになれば、現実世界が(理想の)異世界になるっていう話。 外見至上主義 1巻 (LINEコミックス)

アニメ「女神のカフェテラス」とは?

おばあちゃんがカワイイ孫のためにハーレムを作っておいてくれたって話。 女神のカフェテラス(1) (週刊少年マガジンコミックス)

アニメ「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する」とは?

不細工がイケメンになれば、現実世界が(理想の)異世界になるんだけど、やっぱり異世界にも行くって話。 異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する 1 ~レベルアップは人生を変えた~ (電撃コミックスNEXT)

 名探偵コナツ 第61話  江戸川乱歩類別トリック集成(61)

「だからこれは事件じゃないって!」「事件」 と私は一言。「あのなあ。何でもかんでも事件だって決めつけるのは考え物だぞ。心筋梗塞だって医者も言ってるだろ」「でも解剖してないんでしょ?」「それは病死だってわかりきってるんだ。何でもかんでも解剖し…

 名探偵コナツ 第62話  江戸川乱歩類別トリック集成(62)

「なんでこんなことに・・・・・・?」 私はハンカチで口元を押さえながら窓に向かった。 あの窓を開ければ生き残る可能性はあった。 だが、窓にたどり着く前に私は床に膝をつき、その場に倒れた。息苦しさと吐き気で限界だった。 生きることを諦めるわけにはいか…

2023のおもしろそうなアニメ

推しの子。

罠にかかった男

俺が一度断ったにもかかわらず、店員が困り顔で味噌汁と豚汁どちらにします? と再度聞いてきたので、頼んだ丼もののサイドメニューなのかと思って豚汁にしたら、ちゃんと別料金取られた。しかも具は少なくおいしくなかった。

最も好きな飲み物

最も好きな飲み物はスーパーなんかで売ってるカップ飲料、スタバのエスプレッソだ。甘みが抑えてあってコクがあり、とてもおいしい。

 名探偵コナツ 第60話  江戸川乱歩類別トリック集成(60)

「死亡推定時刻は午後八時。被害者の田代はグラスに入ったワインを飲んで死んだと思われる。即効性のある毒物だ。部屋の戸締まりはしてあった。だから誰か人が侵入して毒を飲ませたわけじゃない。自殺で決まりだ」 神津刑事は自信満々に言った。 私は冷静に…