鬼熊俊多ミステリ研究所

鬼熊俊多のブログ。『名探偵コナツ』連載中!

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2022-01-01から1年間の記事一覧

うぬぼれ刑事

パターンがおもしろいと思って見てたら、四話でそのパターンをちょっと崩してきて、あれっ?ってなった。トリックをとりあえず用意しているのは好感触。

仮面病棟

読んだけどおもしろいね。話の大筋は前半で予想がつく。それでもおもしろいと思わせるんだからすごい。映画も見てみようかな。

名探偵コナツ 第49話

「だから言ってるでしょ。大雨で車がやられて移動できなかったって。エンジンルームが泥だらけよ。動かせるはずがないでしょ」 工藤直美は言った。声こそ大きくないものの、それは叫び声のようだ。 私は工藤直美と立ち話をしていた。 工藤直美はドアを内側に…

ガンダムと花より男子

ガンダム、花より男子の要素もあるな。道明寺出てるし。

うる星やつら、虫かぶり姫、水星の魔女

今期、おもしろいアニメがたくさんやってるわー。うる星やつら、虫かぶり姫、水星の魔女がオススメかな。うる星やつらは今のところアニメ史に残る傑作ということに俺はしてる。虫かぶり姫は三話目以降どうするんだろうと気になってる。水星の魔女はあざとい…

もう十月か。 先週の土曜日の夜、体の節々が痛くて寒さにガタガタ震え、三時間ぐらいたってから体中が熱くなってやっぱり体の節々が痛くてなかなか寝られなかった。このまま死ぬのかと思ったりしたが、朝起きたらほぼ回復していた。 原因としては、小周天の…

リコリコとダーティペア

リコリコはダーティペアからの流れをくんだ作品と勝手に思うわけだが、明らかな違いがあっておもしろい。コンビ2人の関係性が明らかに違う。リコリコでは百合っぽいと言うか、ベタベタした甘えが見えるが、ダーティペアでは相手の甘えを突っぱねるというか…

名探偵コナツ 第48話  江戸川乱歩類別トリック集成(48)

私は歩いていた。目的地は決まっていないが、歩いていた。名探偵の呪いとも言えばいいのか、この周辺で事件が起きていると感じていて、いても立ってもいられなかったからだ。 銃声がした。 目的地は決まった。銃声のした場所に向かって走った。近くで機械音…

飯島正樹がまた別の店で万引きをしたらしく、そこの店主も佐藤由乃に盗品の回収を依頼した。前回由乃が依頼を達成しその評判が上がったからだろう。「この前は悪かったが、今回こそ孫は一緒にわしといたぞ。ちゃんとアリバイも証明できる」「犯行があった時…

 名探偵コナツ 第46話  江戸川乱歩類別トリック集成(46)

最近小学生の間で完全犯罪ブームでも起こっているのだろうか? 私の目の前で、佐藤由乃が万引きを行ったと思われる小学三年生の男児――飯島正樹を問い詰めていた。 目撃証言から有名な悪ガキである正樹が犯人だと見当をつけた由乃がその住所を調べ、こうして…

 名探偵コナツ 第44話  江戸川乱歩類別トリック集成(44)

離れから母屋への地面にぬかるみに足跡が残っていた。爪先の向きからして犯人が離れから母屋に向かう前に雨が降ったのだろう。 雨が降っていたのは午後三時から午後四時までの一時間だ。 被害者の母親が離れで被害者の遺体を発見したのが午後四時だった。 死…

atui

暑い暑すぎる。

 名探偵コナツ 第45話  江戸川乱歩類別トリック集成(45)

小学校低学年の眼鏡男子が神津刑事に声をかけた。アパート一階の部屋から争う声が聞こえたので様子を見てほしいというのだ。 神津刑事と私は顔を見合わせたが、眼鏡男子の案内でそのアパートに向かった。神津刑事は部屋のチャイムを鳴らしたが中から返事はな…

「奴が逃げられたはずがないんだ!」 神津刑事が叫んだ。 私たちの目の前にある小屋は半ば焼け落ちていて、小窓のある壁だけが残っていた。農家を営んでいる人の所有で、強盗犯が逃げ込んだ末路だった。「表のドアは神津刑事が見張っていたから、この小屋の…

薬屋のひとりごと

サンデー版の漫画を読んでいるがおもしろい。まだ二巻までだが、たぶんずっと安定しておもしろいのだろうなと思う。一気読みしてはもったいないので、週1か週2に一冊のペースで買う予定。ミステリ好きな人にオススメ。

 名探偵コナツ 第42話  江戸川乱歩類別トリック集成(42)

男は鍵のかかったトイレの中で死んでいた。窓は小さく木製の格子が取り付けてあり、人の出入りは不可能だ。 マンションの一室で起こった事件で、神津刑事の管轄だった。 神津刑事は私を呼びつけた。ちょうど居間のソファに座ってくつろいでいるところだった…

 名探偵コナツ 第41話  江戸川乱歩類別トリック集成(41)

由乃は険しい顔で私に確認を始めた。「犯人は全員、手足を縛ってそれぞれの船室に閉じこめてあるよね?」「そうね。下山さんは縛られてないけど」 相田誠が殺人を犯したため、今は殺人未遂犯の下山猛の縄を解き、大型クルーザーの操舵を任せていた。常時、神…

 名探偵コナツ 第40話  江戸川乱歩類別トリック集成(40)

物が壊れる音を聞いて、B室、稲垣吾郎の部屋に私たちは向かった。 鍵を使って内開きの扉を開けると、ベッドの上に死体があった。ナイフによって首を切られたのだが死因だ。首がぱっくりと割れているので偽装死でないことは一目でわかった。 私と神津刑事、…

 名探偵コナツ 第39話  江戸川乱歩類別トリック集成(39)

ようやく大型クルーザーが島にやってきた。所有車の立花陽子は亡くなり、長年立花家に仕えてきた下山猛は嘆いた。五十代だ。普段は立花陽子の屋敷で使用人をしていたが、今回は船長を務めていた。その他に助手の相田誠も乗っていた。 被害者二人の遺体を収容…

Thisコミュニケーション

Thisコミュニケーション4,5巻読んだが、やっぱりおもしろい。

 名探偵コナツ 第38話  江戸川乱歩類別トリック集成(38)

私たちはまだ島に閉じこめられていた。立花陽子の遺体はビニールシートにくるんだ状態で屋敷内の涼しい場所に運んだ。犯人の稲垣吾郎は部屋の一室を牢獄とし閉じこめておいた。警察が島にやってくるまでの一時的な処置だ。「ねえ、一緒に散歩に行きませんか…

ゴールデンエイジ

すごくおもしろいサッカー漫画。

 名探偵コナツ 第37話  江戸川乱歩類別トリック集成(37)

私と神津刑事は部屋の前に立っていた。ドアには回らない取っ手としてのノブがついていて、中からは閂をかけられるようになっている。「くそ。中から返事がないぞ」 そこから神津刑事の行動は早かった。肩からドアに体当たりしたのだ。ドアは開きその勢いで部…

 名探偵コナツ 第36話  江戸川乱歩類別トリック集成(36)

現場はアパートのワンルームだった。 四階。 ドアの鍵は閉まっていて、鍵は普段使い、スペアともに部屋にあった。 窓は人通りの多い道路に面していて、死亡推定時刻にアパート前で井戸端会議をしていた人たちの話によると、その窓から人の出入りはなかった。…

 名探偵コナツ 第35話(2)  江戸川乱歩類別トリック集成(35)

「あの落ち葉がすべて落ちたら僕は死ぬんだ」 と男は言った。「あ、間違えた」 私は病室のスイング・ドアを閉めると、下の階に行った。亡くなった少女・筒見綾はそこに入院していた。 先ほどの男が指さしていた木にロープの先を引っかけ、首をくくって亡くな…

 名探偵コナツ 第35話   江戸川乱歩類別トリック集成(35)

田中一郎が自室で首を吊って自殺していた。 発見したのは妻の早苗だ。 早苗はいつまで経っても起きてこない田中を起こすため、部屋の外から声をかけた。二人の寝室は別々なのだ。 ドアをノックした。そのときドアの響き方がおかしいことに気づいた。そのため…

野獣教師

シンプルに楽しめる傑作アクション映画。

 名探偵コナツ 第34話   江戸川乱歩類別トリック集成(34)

屋上のドアを開けると、人が仰向けに倒れていた。上半身の数カ所から血を流していた。そばには血のついたナイフと手袋が落ちていた。「……佐竹にやられた。あいつが突然襲ってきて」 倒れている男はそう言うと、目を閉じた。事切れたらしい。 屋上の隅に行っ…

 名探偵コナツ 第33話   江戸川乱歩類別トリック集成(33)

被害者は運転中に事故を起こして亡くなった。原因はスマホに気を取られての運転ミスと思われている。「すごいメッセージの量ね」 私は被害者のスマホ画面を見て言った。妻から大量のメッセージが届いていた。「しかもこの人、その一件一件にちゃんと返信して…

名探偵コナツ 第32話   江戸川乱歩類別トリック集成(32)

とあるマンションの一室で、若手女優・仁科舞が死体で発見された。死因は前頭部に一キロの鉄アレイの一撃を受けたことによるものだった。 玄関のドアは施錠されていた。 ベランダ側の窓は閉まっていたものの、施錠はされていなかった。しかし、十階建ての六…